8月11日に発熱外来のため宮本外科を受診希望される患者さんへ
8月11日の宮本外科での発熱外来は基本的に高齢者と社会機能維持者に限って新型コロナの検査を行わせていただきます。
発熱外来を受診希望されたのに、ご要望の新型コロナ検査を行う事ができず申し訳ありません。仕事や家族の事もあり、一刻も早くコロナか否かを知りたいという気持ちは良くわかります。それなのに、ご希望に添えない理由と、検査ができなくても心配しなくていい理由を以下に述べさせていただきます。ご一読いただければ幸いです。
本日、宮本外科は名前の通り外科当番医としての機能を任されています。そこで全ての発熱患者さんに新型コロナ検査を行うと、骨折・切傷などレントゲン撮影・ギプス固定・傷の縫合が必要な患者さんの処置が行えなくなります。よって、新型コロナの検査を行う患者さんの数を制限させていただきます。何卒ご理解くださいますようお願いいたします。
また、宮本外科では新型コロナが発生してから2022年8月10日までに、約550名の新型コロナ陽性患者の診断と診察を行いました。
残念なことに高齢の末期癌患者さん1名の死期が新型コロナ感染のために早まってしまう事がありました。しかし、他の患者さんはみんな重症化する事なく回復されています。
一般的に比較的若い患者さんにおいて新型コロナ感染が生命を脅かすことはほとんど無いと考えて大丈夫です。そのことをデータで示します。下記は長崎県の新型コロナ感染者の重症化率と日本において新型コロナ感染者が死亡する確率です。
|
重症化率 |
感染死亡率 |
60歳以上 |
0.8% |
0.5% |
60歳未満 |
0.01% |
0.003% |
(それぞれ県の非公表のデータと2022年4月から7月までのオミクロンBA2株感染の厚労省データより)
いかがでしょう。みなさんが思っているよりも重症化率や感染死亡率は低かったと思います。どうか、一度心を落ち着けてください。だからと言って「コロナは風邪だ!」と暴論を述べるつもりはありません。なぜなら、数少ないけれど一定の割合で重症化したり、後遺症が残ったりする患者さんがいるからです。
しかし、ここで申し上げたかったのは、「今日あわてて検査をしなくても大丈夫なのですよ」という事です。どうかこの一日は鎮痛解熱剤で様子を見てください。
皆様のご協力とご理解のほどよろしくお願いいたします。
令和4年8月10日
宮本外科
院長 宮本俊吾
〈発熱外来について〉
当院では発熱外来を行っています。
発熱・咳・痰・喉の痛みなどの風邪症状や下痢を認める方は、まずお電話をください。
自家用車で来院し、駐車場に着いたら病院に電話を入れ、車内にいたままスタッフの問診を受けてください。
診察の順番が来たら医師が車まで来て、必要に応じて抗原検査やPCR検査を行います。
感染拡大を防ぐためにも、決して院内に入らないようお願いします。
令和3年10月1日
宮本外科
院長 宮本俊吾
当院は「かかりつけ医」として、次のような取り組みを行っています
*健康診断の結果に関する相談等、健康管理に関するご相談に応じます。必要に応じ、専門の
医師・医療機関をご紹介します。
*介護・保健・福祉サービスの利用に関するご相談に応じます。
*夜間・休日の問い合わせへの対応を行っています。
*受診している他の医療機関や処方されているお薬を伺い、必要なお薬の管理を行います。
*日本医師会かかりつけ医機能研修制度 応用研修会を修了しています。